DODOはメンバーシップ証明用トークンであるvDODOのトークノミクスを刷新することを提案します。本提案を理解していただくため、まずはDODOトークン、vDODOトークン、メンバーシップポイント(MP)による報酬モデルを説明します。
DODO
- 報酬トークンであり、これ単体では利回りやガバナンス能力を持たない
- DeFiの構成要素として最適な流動性を持つ
- 価値交換の手段
vDODO
- DODOトークンをステーキングすることでミント可能
- 年間5%固定で利息が発生
- 各種インセンティブ、トレジャリーファンド、手数料の分配、DODOの改善案に対する議決権を保有者に付与
- 譲渡可能
- 議決権の委任可能
- DODOトークンへ無制限に手数料不要で交換可能
メンバーシップポイント(MP)
- vDODOの保有によって徐々に生成
- vDODOの保有期間が長いほど、より多く生成
- 委任されているvDODOでは生成不可
- トークンではないので、譲渡や売買不可
- vDODOをDODOへ交換すると消滅
- 今後導入されるユーティリティで使用可能
全ての消費型ユーティリティでユーザーは所定のMPを消費する必要がある
MPの用途
MPはあなたの生活やビジネスをより快適にすることを目的とする特定の用途において使用することができます。
- 取引手数料の補助
- スリッページ防止
- ガス料金のキャッシュバック
- IDOやクラウドプーリングにおける最小準備資金の一部
- インパーマネントロスによる損失の防止
- エアドロップ資金
投票権の委任
DODOでは投票権の委任制度を導入しており、プロジェクトはvDODO保有者が議決権をプロジェクトへ委任することにインセンティブを付与することができます。それにより、プロジェクトはDODOの排出量や予算、手数料分配などをめぐって競争することになります。
Q&A
投票とガバナンスはどのように行われますか?
投票にはSnapshotを利用します。オンチェーンでの操作をする必要はありません。
投票権を委任するにはどうすればいいですか?
特別な委任投票アカウントを設定する必要があります。そのアカウントは単体で投票権を持つだけでなく、委任によって投票権を得ることができるようになります。投票権の委任は、いくつかのオンチェーンでの操作が必要です。委託するユーザーは自身のvDODOを委任投票アカウントに委任します。これにより、委任投票アカウントの所有者は委任された投票権を使って提案へ投票することが可能です。委任されて得た投票権をさらに他のアカウントへ委任することはできませんが、委任投票アカウント自体をNFTとして取引することは可能です。
vDODOの返却申請のスケジュールはどのようになっていますか?
基本的に「最短返却申請日」と「保留期間」が定められています。例えば、最短返却申請日が2025年1月1日、保留期間が1週間である場合、2025年1月1日以降、誰でも返却の申請を行うことができ、申請から1週間後に返却されます。
どうすればより多くの票を委任してもらえますか?
vDODO保有者を納得させることができれば、どのような方法でも構いません。最も基本的になるのは、委任に対してトークンをインセンティブとして付与するというものです。DODOはこのガバナンスマイニングと呼ばれるキャンペーンに関する以下の事項の設定をすることができるツールを複数提供することを予定しています。
a. 複数トークンによる報酬
b. 権利確定期間
c. vDODOの最大調達数
提案をするためにはどうすればいいですか?
DODO改善提案(DIP)を作成するには、一定量のvDODOを1か月以上ロックする必要があります。提案内容はAR/IPFSに保存されます。
提案のスケジュールはどのようになっていますか?
提案された瞬間にタイムスタンプが生成されます。提案にはタイムスタンプ直前のブロックから最短7日間の広報期間と3日間の投票期間が必要です。
具体例
アリスさんのプロトコルはDODOトレジャリーから流動性のサポートを得たいと考えており、提案を通すために10,000 vDODOの投票が必要であるとします。アリスさんはvDODO保有者が参加できるガバナンスマイニングキャンペーンを開催し、投票権と引き換えに1,000 ALICEを提供します(1か月の権利確定期間あり)。アリスさんはその後、12,000 vDODOを調達し、トレジャリーから予算を獲得することに成功しました。vDODO保有者は投票権の委任により、トークン報酬を得ることができました。
注意:もしプロトコルがvDODOを4年間ロックする場合、ロックされたvDODOは5倍の投票力を持つことになります。また、4年間ロックしたvDODOをNFTにして譲渡もしくは市場で取引することも可能です。
投票権委任制度採用のメリット
- サードパーティプロトコルが議決権を争うための敷居を低くします。投票権獲得競争はさらに激しくなり、DODO排出量を持つvDODOへより多くの利益をもたらすでしょう。
- ガバナンスの効率化。サードパーティプロトコルやDODOがより多くの議決権をコントロールすることを理想とします。
- プロジェクトからのインセンティブにより、ユーザーの影響力が増し、vDODO保有者の長期的なサポートを促進します。
マルチチェーンソリューション
vDODOは、対応するすべてのチェーンで利用可能です。APY5%固定のいつでも受取可能な報酬を獲得できます。また、異なるチェーンのvDODO保有者同士でも同じ提案に投票することが可能です。MPはそのvDODOがどのチェーンでミントされたかに関わらず、オフチェーンで計算・生成されます。MPの生成やバーンにガス料金の支払いは不要です。
手数料収益とトークンのユーティリティ
アグリゲーターサービスの利用手数料
アグリゲーターを利用するプロトコルが支払う手数料はプロトコルのvDODO保有数に応じて割引されます。
ポジティブスリッページ
注文後に約定した価格が意図していたものよりもユーザーに有利なものとなった場合、そのスリップを「ポジティブスリッページ」と呼びます。
例えば、ユーザーが1 ETHを売却し、フロントエンドが1 ETH = 3,000 USDを提示していたにもかかわらず、1 ETH = 3,050 USDで約定した場合、この50 USDがポジティブスリッページにより得た利益です。逆に、1 ETH = 2,950 USDで約定してしまった場合の50 USDは「ネガティブスリッページ」により発生した損失となります。
フロントエンドからの呼び出しであろうと、他のdAppからの呼び出しであろうと、DODOのルーティングコントラクトを通過する限り、ポジティブスリッページはプロトコルが受け取り、プロトコルの収益に計上されます。
ガス料金の一部キャッシュバック
ガス料金をvDODOの保有量に応じて支払ったガス料金の一部を毎月末にDODOで払い戻します。
収益の共有
より高度なコントロールをしたい方は取引データ構築の際にAPIを呼び出し、さらにパラメーターを追加することでより効率的な収益の獲得を実現することができます。
この設計をコントラクトレイヤー、バックエンドAPIレイヤーの両方で実現したいと考えます。
収益源
DODOの収益は現在2つのソースから発生しています。
- 取引手数料
- トークンの発行
現在、取引手数料の80%は流動性提供者への分配、15%はDODOの買戻し、5%はDODOのトレジャリーへの送信に直接用いられています。
将来的にはさらに以下2つの新たな収益源を実装する予定です。
- ポジティブスリッページ
- プロアクティブ・マーケット・メイキング(PMM)システムおよび流動性管理ツールの利用料
これらの手数料から得る収益の配分に関しては今後のDIPで詳細を決定する予定です。
DODO Zooへようこそ!
ウェブサイト:https://dodoex.io/
よくある質問:https://dodoex.github.io/docs/docs/
GitHub:https://github.com/DODOEX
Telegram:https://t.me/dodoex_official
Twitter:https://twitter.com/BreederDodo
Discord:https://discord.gg/tyKReUK
Forum:https://community.dodoex.io